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Chitchat with Jennifer おしゃべりジェニファーの成長記

サスティナビリティにおける重要ターゲット!温室効果ガス削減目標「SBT」とは?

Q 温室効果ガス削減目標「SBT」とは?

ふんふん・・・(画面で何かを読んでいる)

 

 

Hiジェニファー、what’s up?

 

 

 

Oh, hi アキラ!当社が意欲的なESGコミットメントを発表したという内容のプレスリリースを読んでマシタ。
最近、サスティナビリティに関する質問を受けることも多いので、しっかりチェックしておこうと思って・・・

 

 

ESG投資という言葉もよく聞くようになりましたし、ぼくもお客さんから自社の取り組みについて聞かれることがよくあります。
ところでジェニファー、リリースに書いてあった「SBT」の意味はわかりますか?

 

 

Hmm…そういえば、自信がありませんネ…。
あっ、サイトーさんに聞いてみまショウ!サイトーさん、質問です!

 

 

ん?どうしたんだい、ジェニファーとアキラ。

 

 

 

先日発行されたプレスリリースに当社が「2040年までのカーボンネットゼロ達成へのコミットメント、および2030年までのSBT目標を発表」と書いてあったのですが、「SBT目標」って何でショウ?

 

 

なるほど、まずはSBTが何の略かは知っているかな?

 

 

 

えーと、確か・・・Science Based Targetsでしたっけ。

 

 

 

正解じゃ。

 

 

 

Oh Hi カネコさん★
Science Based Targetsということは、科学的根拠を基にした目標、でしょうか・・・?

 

 

うむ、英語の訳は「科学的根拠に基づいた排出削減目標」ということなのじゃが、中身をちゃんと知る必要があるぞ。まずSBTはパリ協定に基づく世界的な取り組みなのじゃ。パリ協定については理解しておるな?

 

 

はい、もちろん。
パリ協定は、2015年にパリで開かれた、温室効果ガス削減に関する国際的取り決めを話し合う「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」で合意され、2016年11月4日に発効されました。そして「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち(Well Below 2℃)、1.5℃に抑える努力をする」ことが長期目標として掲げられましたよね。

 

うん、その通りだね。
SBTは「パリ協定が求める水準と整合した、5年~15年先を目標年として企業が設定する、温室効果ガス削減目標のこと」を指すんだ。(※1)

 

 

なるほど!パリ協定に基づくイニシアチブということですね?

 

 

 

そうじゃ。
SBTは「国連グローバルコンパクト」、「CDP(旧名称: カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)  」、「世界資源研究所(WRI)」、「世界自然保護基金(WWF)」の4つの国際機関によって運営されているんじゃよ。

 

 

リリースを読んでいて印象的だったのが二酸化炭素排出削減量についての目標値です。「2030年までにジョンソンコントロールズのオペレーションによる排出量を55%、お客様による排出量を16%削減」と書いてあったのですが・・・
自社の二酸化炭素排出量だけではなく、お客様による排出量も目標値として掲げるのですか?

 

SBTが削減対象とする排出量は「サプライチェーン排出量」と言われ、自社の排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量の削減が求められるんだ。「事業者自らによる温室効果ガスの直接排出に」加え、「他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出」、そして例えば自社の製品をお客様が使用や廃棄することで排出される「事業者の活動に関連する他社の排出」も対象になってくるんだよ。

 

 

なるほど・・・そうすると自社のオペレーションだけでなく、製品開発なども通じた排出量の削減が必要になるんデスネ。事業の在り方にも大きく影響しそうですし、根本的な解決につながりそうデス!

 

 

うむ、チャレンジングであることは間違いないが、毎年世界全体でSBTに参加する企業はどんどん増えているんじゃ。2021年3月9日までに認定企業615社、コミット企業630社、合計1,245社まで拡大したというデータもあるぞ。(※2)

 

 

Wow, そんなにですか!
やはり持続可能性への世間の関心が高まっていることを感じます。ESG投資を意識した事業成長の重要性は会社でもよく耳にしますし・・・

 

 

そうだね。SBTの運営機関でもあり、ESG投資における基礎データを評価する国際NGOであるCDPはSBT認定を採点において評価しているんだ。それに、CDPに署名をする機関投資家の数は年々増加していて、CDPの点数を高めることは、多くの機関投資家への効果的なアピールにつながるんだよ。
2020年12月にCDPが気候変動、水、森林プログラムにおいて最高評価であるAランクを取得した企業を発表したけど、国別のAリスト企業総数は、日本が1位(66社)だった。ジョンソンコントロールズは同年気候変動スコアで「リーダーシップランク」に相当するA-を取得したけど、リーダーシップランクに該当する企業は、世界中で気候変動対策に取り組む企業のうち上位12%だけなんだよ。CDPに取り組む企業が増えているなかで、SBT目標はますます注目されているね。

 

選択する目標レベルもパリ協定の内容に沿い、必須レベルの「Well Below 2℃」と推奨レベルの「1.5℃」に分かれておる。ジョンソンコントロールズは最も意欲的な「1.5℃」目標を設定しているんじゃよ。  それぞれどちらを選択するかにより、求められる年間排出量の削減率が2.5%か4.2%と異なるんじゃ。

 

 

そうなんですね!地球のためというのはもちろん、事業の成長にもサスティナビリティの取り組みはもはや欠かせないことがよくわかりマシタ。
チャレンジングではありますが、持続可能な世界実現に向けて真剣に取り組んでいる企業で働くというのは、モチベーション向上にもつながりマスネ!

※1:環境省 グリーン・バリューチェーンプラットフォーム - SBT概要資料(2021年3月9日更新版)-(最終閲覧日: 2021年3月30日)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/SBT_gaiyou_20210309.pdf

※2:環境省 グリーン・バリューチェーンプラットフォーム - SBT詳細資料(2021年3月9日更新版)-(最終閲覧日: 2021年3月30日)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/SBT_syousai_all_20210309.pdf

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