「WeGive」は、従業員がボランティア活動を行う際に、当社の要件を満たした場合に、会社としてその団体に寄付をする、当社の特徴的なボランティアプログラムです。さらにWeGiveでは、従業員による地域コミュニティへの支援活動を積極的かつスムーズにサポートすべく「MyGiving」というオンラインプラットフォームを導入し、従業員がボランティアを行った活動時間をMyGivingに登録すると、ボランティア活動時間1時間あたり10ドルが会社から直接団体に寄付される、または、従業員による募金額と同額を会社が寄付するマッチングギフトシステムを整えています。これまでに当社は本プログラムを通じてウクライナでの救援活動に25万ドル(約2,886万5千円)を寄付、さらに日本法人としては国内の貧困問題や未来を支える若者の成長を支援する認定NPO法人 夢職人へ3,000ドルを寄付するなど、地域社会における従業員主導のCSR活動を積極的に支援しています。
ジョンソンコントロールズにおいてサスティナビリティはあらゆる事業活動において中核をなすものであり、ビルテクノロジーの提供を通じたデジタル化や都市化、地球環境保全、気候変動対策のみならず、コミュニティへの貢献活動を通じて貧困問題やジェンダー平等など幅広いSDGs課題解決に取り組むことで、真に持続可能な未来の実現を目指しています。日本法人では2022年に従業員主導のサスティナビリティアクショングループである「Global Sustainability Network(GSN)」の日本チャプター「GSN Japan」を組織し、持続可能な未来の実現に向けた活動を一層強化しています。
当社は従業員が最も価値ある資産であるという考えのもと、一人ひとりが働きやすく、個性を尊重し合い、活きいきと働ける職場環境づくりに世界中で取り組んでいます。当社には共通の関心ごとや、バッググラウンドを持つ従業員のグローバルコミュニティであるビジネスリソースグループ(BRG)が存在し、多様性のあるインクルーシブな職場の実現と維持を目的に多くの活動を推進しているほか、会社はこうしたすべてのBRGの活動を財務的にも支援しています。日本法人では女性のキャリア育成の実現を目指す「ウィメンズネットワーク(WN)」が積極的な活動しているほか、LGBTQ+当事者の従業員とその家族やアライを支援する「JC4e(Johnson Controls for equality)」による啓もう活動に積極的に参加し、社内研修の実施やレインボーカラーのロゴを施したアライステッカーを賛同する従業員に配布するなどしてアライの醸成に努めています。
当社は、従業員のライフステージに応じたワークライフバランスの実現に積極的に取り組んでいます。日本法人では、部下・同僚のワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司を意味する「イクボス」を全管理職が宣言。さらに、イクボスの育成や理解促進に取り組む「イクボスアカデミー」を社内で組織しています。そのほか、有給休暇取得推進、ノー残業デーの実施、オフィスクローズ(終業時間)の設定、在宅勤務制度導入、ファミリーデーイベント開催などライフワークバランス推進に積極的に取り組んでいます。
2022年11月に職場でのLGBTQ+取り組み評価指標である「PRIDE指標2022」で「PRIDE指標 2022シルバー」認定を獲得しました。当社はこれまで、LGBTQ+研修の実施、社長によるアライ宣言、アライを醸成するためのアライステッカーの制作・配布のほか、東京レインボープライド2022への協賛など様々な施策を実施してきました。また、慶弔見舞金支給・慶弔休暇対象を同性パートナーも対象に拡大したり、ユニフォームや服装規定から「男性」「女性」という性別による決めつけ表現を排除するなど社内制度の改革にも取り組んでいます。
当調査では、「当社に入社した決め手」と「現在感じる当社の魅力」をそれぞれ回答者が複数選択。「入社した決め手」よりも、「現在感じる魅力」に対する総回答数のほうが多く、入社してから新たに会社の魅力に気付いた従業員が多いことが伺えました。
当社に入社した決め手は「職務内容(183票)」を選択された回答者が最も多く、「事業規模(グローバル企業)」の大きさ(141票)」、「給与水準の高さ・福利厚生の充実度(106票)」、「事業の安定性(100票)」、「成長・キャリアアップ・教育の機会(55票)」が続きました。これに対し、現在当社の魅力と感じている点は「事業規模(グローバル企業)の大きさ(154票)」を選んだ回答者の割合が最も高く、その次に「事業の安定性(117票)」が続いたことから入社後にはグローバルにビジネスを展開しながらも堅実な財務状況の安定を確保していることを当社の魅力として実感される従業員が多いことが伺えました。また、「ワークライフバランス・柔軟な働き方(114票)」を選択した回答者の割合は、入社の決め手として選択した回答者の割合よりも20%以上増えていいました。当社は2020年6月に政府による新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の解除を受け、ニューノーマルに対応した「新テレワーク制度」の導入を決定しましたが、「コロナ禍におけるリモートワーク対応を取り入れた速さ」について高く評価をする声がコメント欄でも多く見られ、コロナ禍において柔軟な働き方を加速させたことによるインパクトの強さが伺えました。
当社の社風を表す言葉を調査したところ、最も多く挙げられたのは「能力主義」(67名)でした。その他にも「風通しの良さ」などに加えて「コンプライアンス/インテグリティ/法令遵守」など当社のインテグリティ・ファーストの浸透が伺える結果となりました。また、上記のキーワード以外にも「和洋折衷」、「誠実」、「多様性」「成果主義」など多種類のワードが挙げられ、グローバル企業としての特長が色濃く出ました。
グローバル全社で4月22日に「Earth Day」を祝うとともに、例年4月を「アースマンス(Earth Month)」として設定し、世界10万人の従業員一人ひとりが企業活動や日々の生活を通じて、どのように持続可能な未来の実現に貢献できるかを「自分ごと」化して考え、行動する機会として、意識啓蒙活動を実施しています。