Q グリーンビルとスマートビルの違いは?
Hey,アキラ!久しぶり!
ねぇ、ジョンソンコントロールズとマイクロソフト協働でBee’ahの新本社施設に、人工知能を実装した当社のビルディングソリューションを提供するニュースは見た?
あぁ、それなら見ました!Bee’ahってサスティナビリティソリューションにいち早く取り組んでいる、中東の企業なんですよね。新本社施設の写真を見ましたが、SFの世界みたいでかっこいい。
Agreed. でも、見た目がかっこいいだけじゃないノ。当社とマイクロソフトで提供するテクノロジーがビル内の情報を全てデジタル化、更にAIも駆使して大量のデータを分析することで、ビルの効率化、省エネ化に繋げるんデスって!まさしく未来のスマートビルの実現、So cool.
おや、ジェニファーとアキラ。楽しそうに何を話しているんだい?
あ、サイトーさんこんにちは!先日発表されたマイクロソフトと当社の、Bee’ah本社協働プロジェクトについて話していました。
おぉ、最新情報にちゃんと目を通していて感心。まさしく完全スマートビルの実現!先進的でわくわくするよね。
2018年に行われたEEI調査によると、エネルギー効率化、再生エネルギー、スマートビルテクノロジーへの投資は世界的に増加傾向なんだ。日本においても73%の組織がエネルギー効率化やスマートビルテクノロジーに注目しているそうだよ。これから日本でも最新技術が駆使されたスマートビルがどんどん増えていく気がするね。
でも、グリーンビルは世界的に増えてきていますが、正直スマートビルの実現はまだまだ実感できていなくて・・・
確かに。スマートビルへの意識が高まっていることは事実だけど、一般的になってきているかどうかとなると、まだまだこれから、かな。ところで、グリーンビルとスマートビルの決定的な違いってなんだろう?
Hmm…. That’s a big question...
その議題については、最近グローバルが出した白書にも論じられていたぞ。
ふぉっふぉっ。今日も元気そうで何よりだの。
その白書にも、今アキラが言ったとおり多くのグリーンビルはまだスマートビルには辿り着いていないと指摘されていたな。米環境保護庁によると、グリーンビルとは「立地、設計、建築、運営、メンテナンス、改装、解体まで、建物のライフサイクル全体を通して環境に責任のある、資源効率の高い仕組みや方法を用いた建物」のことじゃ。まぁ簡単に言えば環境と省エネに配慮した建物、ということだな。しかし、ビルデータを活用するという観点はまだまだ新しい。よって、そこにはまだ至っていないケースがほとんどだし、技術もまだまだ開発中じゃ。
スマートビル、つまり次世代のグリーンビルに必要な要素は2つ。IoTを始めとするテクノロジーと、ビッグデータの活用じゃ。これがグリーンビルとスマートビルの大きな違いかの。
Oh, まさしく今回のBee'ahの新本社プロジェクトの通りですね!今回のプロジェクトにはDigital Vaultという当社のソリューションが欠かせませんカラ。
よくグローバルの動向までチェックしているね。今言ってくれたとおり、当社が提供しているDigital Valutというデジタルプラットフォームは、マイクロソフトが開発したAzure Digital Twins、Azure IoT、それにAzure Container Registryの持つ機能を活用している。今回のBee'ahとのプロジェクトでもこのソリューションが活用されているんだ!
…とにかくすっごく沢山のデータがひとつのプラットフォームに集約するってことですよね?
はは、そういうこと。
スマートビルの実現には、膨大なビッグデータを1つに集約し、それぞれの情報の関係性を見極め、連携し、一気に運用しなければならない。これまではビルデータも空調は空調、セキュリティはセキュリティなどと分かれていたけれど、これからは沢山の機器から情報を1つに集め、一度で処理する技術が求められてくるんだね。
なるほど。今回のBee’ahプロジェクトでも、Digital Vaultがビル内のあらゆるコネクテッドデバイスやシステムから収集したデータを、完全にバーチャル化して提供する、と読みマシタ。ビル内の情報が見える化されて、分析可能な有益なデータとなるって。まさしく、ビッグデータとIoT技術の活用、スマートビルの新たな前進!そこにわが社が関わったなんて、I feel so proudデス!
これからどんどん増えていくであろうスマートビルの発展がますます楽しみになってきました!!
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