Q. ジョンソンコントロールズが実現するMetasys®セキュリティとは
カネコさん、先日は失礼しました。わが社にはセキュリティ機能を強化しているビルオートメーションシステムがあるんですよね。感動です!
ほう、待っておったぞ。わが社の得意分野であるビルのオートメーションシステムじゃが、増加し続けているサイバー攻撃に対するリスク管理にも対応しておるんじゃ。
Oh,Wonderful! 先日のお話から、情報セキュリティの取り組みが必要不可欠であることを実感しました。社会インフラや生産設備を支える制御システムも、セキュリティ強化が必要なんですよね。そこでジョンソンコントロールズでは、ビルオートメーションシステムのセキュリティを強化している、ということでしょうか?
そのとおりだよ。制御システムは、これまでは独立したシステムで、クローズド環境で利用されていたシステムだったけれど、技術革新とエネルギー効率向上といった社会的ニーズに対応するため、現在ではオープンなシステムへと進化し、その監視対象や接続機器も大幅に拡大したんだ。このため、サイバーリスクは高まる一方であることは、ジェニファーもわかるよね。ビルのオートメーションシステムも制御システムの流れと同じなんだよ。
なるほど、ところでサイトーさん、わが社が導入しているビルオートメーションシステムとはどのようなものなのでしょうか。
おいおい、私が言い出したことじゃよ。とはいえ……詳しいことは斉藤クン、説明してあげてくれたまえ。
当社のビルオートメーションシステム Metasys® はオフィスや病院、ホテルなどのビルに提供されているWebベースのビルオートメーションシステムだよ。空調設備、電気設備などのサブシステムと呼ばれる設備システムと通信して、複数のサブシステム情報をお客様の基幹システムと統合、施設の高効率管理を実現しているんだ。
すばらしいシステムです。この製品、セキュリティという観点からはどのような機能があるのですか?
じゃあ、ここから考えてみよう。ビルオートメーションシステムで予想される被害としてはどんなものがあるかな?
Humm…いろいろあるとは思いますが…。
そうだね。具体的には監視不能、制御不能、課金データの収集不能・改竄、入退室カードデータの漏洩、アクセス権データの盗難などが考えられる。しかし Metasys® はシステムのコンポーネントとして、セキュリティ機能の強化を行っているから安心だ。さらにシステム構築の際には、他のネットワークとの接続のためのセキュアなシステムの構築や、USBメモリやエンジニアリングツールを利用する際のウイルスチェックの徹底、制御機器を収納している制御パネルへの物理的進入を防ぐためのパネル鍵の設置・管理などを行って、サイバー攻撃に対するセキュリティ対策を行っているんだ。
これでビルのオーナーさんも安心ですネ。
情報技術の進化で、昔では考えられなかった、現実の世界とサイバー空間とが重なる社会が実現しておる。サイバーセキュリティは現代社会において避けては通れない重要な課題じゃ。わが社も絶え間なく進化し続けるサイバーセキュリティの脅威に対処し、継続的に最新の技術を取り入れながらサイバーセキュリティ向上戦略に取り組んでおる。我が社にはシステムセキュリティへの脅威に対応しているサイバーセキュリティチームがおり、利用者の不安を解消する活動を行なっている。たとえば、当社の取り組みを伝えるために製品セキュリティに関連するサイトを公開しておる。
よくわかりました!カネコさん、サイトーさん、ありがとうございました。
米国出身。ジョンソンコントロールズ入社5年目の営業担当で、新人アキラの教育係。趣味は旅行。彼氏募集中。
ジョンソンコントロールズのエネルギーエキスパート。45歳、ジェニファーの上司。趣味は切手収集と省エネ。
ジョンソンコントロールズに入社して間もない若手社員。帰国子女。草食系に見えて実は野心家。趣味のゴルフはプロ級の腕前。
ジョンソンコントロールズの重鎮的存在。ビルオートメーションの歴史に関する知識に長けており、社内では“歩く社史”と呼ばれるほど。