ジョンソンコントロールズ、パリ五輪8会場の エネルギー効率とサスティナビリティ向上を支援

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本プレスリリースは、現地時間2024722日にフランス、パリで発表されたプレスリリースの抄訳版です。

 人と地球に優しいスマートな建物を実現するビルソリューションプロバイダー、ジョンソンコントロールズ(NYSEJCI)は、世界最大級のスポーツイベントであるパリ2024オリンピック・パラリンピックに当社の最新テクノロジーを提供し、欧州で最もスマートかつ快適で、エネルギー効率の高いスタジアム運営の実現を支援していることを発表しました。

 ジョンソンコントロールズは、8会場の先進的なビルオートメーションシステム(BAS)、HVAC(冷暖房空調システム)、防火テクノロジーを統合し、国際オリンピック委員会が掲げる、安全性と運用効率向上といった目標を支援するだけでなく「過去大会と比較して二酸化炭素排出量を50%削減する」という野心的な目標達成にも貢献しています。この目標達成には、よりエネルギー効率が高く、サスティナブルな競技会場のビルインフラを実現する必要があります。

 例えば、スポーツ・文化複合施設「ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ(通称:アディダス・アリーナ)」内のラ・シャペル・プラントでは、ジョンソンコントロールズの3.3 MW(メガワット)の冷却能力を有するYork産業用冷凍機2台が稼働しています。同プラントはパリ市内で12番目のクーリングネットワークとして、アディダス・アリーナと周辺地域の冷却ニーズに対応しています。ジョンソンコントロールズは、このオリンピックの主要会場の1つである同アリーナに、サスティナブルで、エネルギー効率の高い冷房ソリューションを提供しています。

 さらに、ジョンソンコントロールズのMetasysビルオートメーションシステムは、ある有名なテニススタジアムにおいて、HVAC、照明、エネルギー管理などの最も重要なビル設備機器を統合管理しています。本システムは、各設備機器の稼働状況を制御・監視し、リアルタイムでデータを確認することを可能にし、故障などの潜在的な設備トラブルを特定、未然に故障を予知し、スタジアムが可能な限り効率的かつサスティナブルに運営できるよう支援しています。

 ジョンソンコントロールズの最高財務責任者(CFO)兼 欧州・中東・アフリカおよび中南米(EMEALA)地域担当プレジデントであるマーク・ヴァンディーペンビークは「気候変動により熱波が常態化する中、環境への影響を最小限に抑えながら、会場を最適な状態に保つためには、サスティナブルな冷却技術が不可欠です。冷凍機は、建物内で最もエネルギーを消費する機器の1つであり、エネルギー使用量とコスト削減に寄与できる可能性を秘めています。ジョンソンコントロールズの冷凍機は、二酸化炭素排出量を最小限に抑え、より快適で健康的な室内環境を実現します。当社は、これらの最先端の施設と協力し、エネルギー効率の向上、二酸化炭素排出量の削減、安全性とセキュリティの維持、ビル管理において、お客様が望む成果の達成をご支援できることを嬉しく思っています。ジョンソンコントロールズは、これまでに培ったスマートスタジアムと大規模会場でのソリューション提供実績と経験により、世界中のスタジアムから選ばれるパートナーとして、来場者の体験をさらに向上すべく、スポーツ・エンタメ施設分野でのイノベーションを継続しています」と述べています。

 ジョンソンコントロールズは、世界中のスポーツ・エンターテイメント施設に革新的なビルテクノロジーを提供し、来場者のエンゲージメント、運営効率、サスティナビリティの実現を推進しています。Intaleq(カタール・ドーハ)、ファイサーブ・フォーラム(米国ミルウォーキー)、O2アリーナ(英国ロンドン)、Allegiant Stadium(米国ラスベガス)、Chase Stadium(米国サンフランシスコ)、ドイツのサッカークラブであるボルシア・ドルトムントのホームスタジアムSIGNAL IDUNA PARK(ドイツ・ドルトムント)などにスマートビルソリューションをご利用いただいています。ジョンソンコントロールズはOpenBlueデジタルプラットフォーム、BASHVAC、防火・防災設備といった建物分野における広範なビルテクノロジーを提供しています。

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