エネルギー管理
OpenBlueエンタープライズマネジメントでは、エネルギーの管理システムは問わずKPIを確認することができます。熱、水、蓄電、二酸化炭素など、すべてのエネルギーと資源の消費量を追跡、管理、解析することが可能です。AIとマシンラーニングを活用することで当社のエネルギーマネジメントアプリがエネルギー消費量を予測し、最適化を行います。
データ見える化ウィジェット
自動化された視覚効果でデータを「見える化」することにより、施設、資産、オペレーションに新たな視点が生まれます。OpenBlueエンタープライズマネジメントとそのデータ見える化ウィジェットを用い、追跡したい指標を好みのスタイルでダッシュボード画面に表示できます。予測、優先順位付け、実行、分析、管理、検索、共有を可能にする高度な機能を提供します。
フィナンシャルヘルス&光熱費請求管理
エネルギー、人材、インフラ、設備投資にかかるコストを、各施設や拠点と関連づけて総体的にとらえることで、より効果的に企業の状態把握と管理が可能です。これまでよりも明確で網羅的な視点を確保し、利益と持続可能性をより優れた手法で管理することができます。
アセットパフォーマンス&メンテナンス管理
OpenBlueエンタープライズマネジメントは、不具合検知と診断機能を備え、冷却水設備から特定スペースの快適性に至るまで、個々のアセット(資産)パフォーマンスの最適化と必要なメンテナンスのスケジューリングをサポートします。発注と注文履歴の追跡、機器障害傾向の検討、テナントや顧客との直接やりとりが可能です。このアプリケーションの使用により、データから意思決定へ、そして目的の達成という流れを構築できます。
スペースパフォーマンス
エネルギー、人材、インフラ、設備投資にかかるコストを、各施設や拠点と関連付けて総体的にとらえることで、より効果的に企業の状態把握と管理が可能です。このアプリケーションを活用することで、これまでよりも明確で網羅的な視点を確保し、利益と持続可能性をより優れた手法で管理することができます。
テナント管理
データとOpenBlueエンタープライズマネジメントがあれば、テナントごとにエネルギー使用量を設定したり、管理者はテナントに正確な消費エネルギー額をを請求することができます。OpenBlueエンタープライズマネジメントのテナント管理アプリケーションを活用することで、ほぼリアルタイムのデータと情報をもとに、テナント各社が対応を決めることができます。
キオスク
キオスクアプリケーションでは、ロビーやエレベーター内、カフェテリアなどのスペースに見やすいグラフィックを表示し、ステークホルダーの方々へエネルギーや持続可能性に関する気づき、エンゲージメント、情報の提供を行います。OpenBlueエンタープライズマネジメントで収集した膨大なデータをキオスクで共有することができます。
スマート体験
従業員や訪問客にとって快適な空間は、生産性やエンゲージメントを高めます。利用者は、それぞれ自室の照明や温度を制御でき、更に部屋のナビゲーションや予約、同僚の居場所の検索など、すべてをスマートフォンで行うことができます。利用者が自ら制御機能を利用することで、利用者からビル管理者の依頼を最小限にとどめます。
ロヒット氏は、大型の単一テナントビルのファシリティマネジャーです。都市部にある総面積20万平米の事務所、ラボ、データセンターなどを管理しています。
達成目標: 入居者の健康、満足度、生産性の維持と空間最適化の両立
検討項目: 機材、駐車場、安全、照明、屋内空気の質、有効活用等々、所有ビルに関するすべての事柄
午前5時 FDDレポートを入手
「アセットパフォーマンス」アプリからFault Detection & Diagnostics(不具合検知、通称FDD)レポートが届きます。就業時間後にエアハンドリングユニット(AHU)2台が稼働中で、ターミナルラインのエアサイド区域でいくつか高圧障害が起きている、という内容でした。
午前6時30分 修理作業を自動で発注
ロヒット氏が現場に到着し、高圧障害に関係するAHUのフィルターとダンパーを点検すると「メンテナンスマネジメント」アプリによって2件の作業が自動的に発注されます。そしてエンジニアが現場に派遣され、汚れたフィルターと破損したアクチュエーターの修理が行われます。
午前10時 入居者用のモバイルアプリケーション
コンパニオンアプリを使えば、入居者は各自室内照明や温度を調整でき、更に部屋のナビゲーションや予約、同僚の居場所の検索など、すべてをスマートフォンで行うことが可能です。入居者が快適であれば、生産性も向上します。
正午 場所を問わない機器監視
ロヒット氏は業務部の新入社員候補者の面接をしています。面接中、彼は故障中のVAVボックスからトレンドレポートを取り出し、その候補者に見せて何が問題か分析するように言いました。
ハビエル氏は、オフィスビルのオーナー兼プロパティマネジャーです。
達成目標: 入居者の健康、満足度、生産性の維持と、空間最適化およびコスト削減の両立
検討項目: 建物の各種コスト、ROI、健康、テナントの満足度、達成目標への進捗度、セキュリティ
午後1時30分 財務状態とKPIスコアカードの検討
フィナンシャルヘルスアプリケーションから、ビルディングスコアカードが作成されます。これを使い、ハビエル氏はアセットポートフォリオの月次査定を行い、建物の諸経費や運用益をより深い視点で理解することができます。更に財務のKPIカードをアプリケーションから発行し、水道光熱費、スペースとインフラ、人材とサービス、設備投資などについて記録を確認できます。
午後3時30分 簡単かつ正確なテナント管理
オーナー兼プロパティマネジャー: 「テナント管理」アプリケーションを使うことで、リース期限日を簡単に確認し、最新の請求書をダウンロードすることも可能です。このような自動化されたツールをテナントが使用することで、正確な請求とリース料金の反映を実現できます。テナントは自身の消費を管理できるだけでなく、リアルタイムで得た情報やデータを基に行動できます。
午後4時30分 占有率の把握
「スペースパフォーマンス」アプリケーションからは、活用率の低い、あるいは高すぎる部屋やスペースがわかります。このデータを基にホテルハイブリッド型オフィスやコラボレーションスペースを増やすべきかなどを検討することも可能です。
午後5時 ウェルネスダッシュボード
ハビエル氏は、カスタマイズしたウェルネスダッシュボードをチェックします。自身で設定したウィジェットで二酸化炭素量、快適性、テナントの満足度、相対湿度などのレベルの記録を確認します。ハビエル氏はシックハウス症候群対策について検討しており、ダッシュボードと障害通知をカスタマイズすることでビルの健全性を維持しています。
ネットワーク化が進んだ現代において、デジタル技術を用いてビルからデータを生成し、意思決定の材料として活用することが可能になりました。OpenBlueエンタープライズマネジメントは、継続的な最適化、情報収集、データの見える化といった、企業体制の改革を実現します。世界有数の不動産大手グループが、インドにある主要施設において業務の有効性とテナントの満足度の確保に成功した経緯についてご紹介します。(英文)
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