ペンタゴン (アメリカ国防総省 本部庁舎)
ビル運営指令センター(BOCC)では、多くの高機能なモニターシステムで、施設内の全ての機能を、24間体制で監視しています。
ペンタゴンの破壊されたエリアで働くFBI捜査官、消防士、レスキュー隊員、エンジニア達
ジョンソンコントロールズのペンタゴンチーム
ペンタゴンアメリカ国防総省本部庁舎
解体・廃棄のプログラムにおいて、ウェッジ1のすべての物資が取り除かれ、830万パウンド(約377万kg)のがれき物のうち70%がリサイクルされました。
ウェッジ1のカフェテリアにある天窓がペンタゴンの従業員に自然光を注ぐ
同時多発テロ時に、Metasys®での迅速な制御で煙の侵入を抑制し、人命保全に貢献
国家防衛の安全確保とプロジェクトにおけるさまざまな難関
世界最大の低層オフィス・ビルであるペンタゴンは、第二次世界大戦中、戦時行政のニーズから建 設されました。このビルは、連邦政府が継続的に行っている「従業員の生産性や運営効率を向上し、 エネルギー消費量を削減、旧式の設備を近代化する」という改善的プログラムの対象となりました。 さらに2001年のテロリストによる攻撃。これをきっかけに、施設では、国家防衛のために働いてい る23,000人の従業員へのより高度な安全確保が早急な課題となりました。そして、20年間、12億 ドルをかけて、ペンタゴンを安全性、効率性、生産性が確保された施設へと改修するプロジェクト に、ジョンソンコントロールズは、参加することになりました。
ペンタゴンの改修は、1ウェッジごとに段階的に行なわれました。なぜなら、さまざまな制約があ ったからです。セキュリティ、火災、照明、機械、電機、空調、水道光熱など全てのビルシステムに 影響を与えず、さらに従業員への影響も最小限に抑えなければなりません。 そして、改修プロジェクトの最大の難関は、これら多種多様なシステムを、経営を改善しつつ、基幹 機能をサポートし、さらに不具合無く、十数年に渡る耐久性を維持できるコスト効果の高い一つのシ ステムに統合するということでした。しかも、ペンタゴンでは、660万平方フィート(約61万m2) の施設で発生する、月間110万ドルの電気料金が大きな問題でした。
「ジョンソンコントロールズチームのサポート無しに、あの9月11日の悲劇を
乗り切ることはできなかったでしょう。彼らは我々の施設に対して、 我々と同じ位の
思い入れを持った献身的なチームで、彼らには、本当に感心させられました。」
プログラム連絡係 ペンタゴン スティーブ・カーター氏