法政大学 新一口坂校舎

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ESCO事業による、資金調達と成果保証で
リスクの少ない、環境に配慮した省エネ改修を実現


オフィスビルを効率よく改修し明るく開放感のある大学院の新校舎を創造

JR中央線の市ヶ谷駅と飯田橋駅の中間、外濠通りと靖国通りに挟まれた高台の地域およびその周辺 を含むエリアには、法政大学市ヶ谷キャンパスの各種関連施設が点在しています。その歴史は1880 年に設立された「東京法学社」に始まり、大学令により初の私立大学設置が認可された1920年に財団 法人「法政大学」となり、翌1921年には現在地に校舎を新築し移転しています。明治、大正、そして激 動の昭和から平成へと125年余の伝統を背景に、絶えず革新に取り組みながら多くの人材を輩出し、「自由と進歩」を理念にいまなお21世紀の新しい大学の理想形を求めて躍進を続ける進取に富んだそ の精神には学ぶべき多くの事柄を見出すことができます。
この市ヶ谷キャンパスの一角、靖国通りから一口坂を外濠方向に下った右側に新一口坂校舎があり ます。法科大学院棟と隣接するこの校舎は地上6階・地下1階建て、もともとはオフィスビルとして使 われていた建物を改修し、2006年4月から主に専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科の 教育研究施設として使用を開始、各フロアとも明るく清潔で開放感のある空間構成が印象的です。
「建物の改修には当初からESCO事業により環境に配慮した最新の技術を採用することを考えてい ましたので、省エネのための施策立案やデータの作成にはジョンソンコントロールズさんの協力が必 要でした。」と法政大学の施設部長である上遠野秀夫氏は語ります。「オフィスビルから学校施設への改 修ですから、ベースラインの設定には新設と同様の仮説を立てるほかありません。多少のズレが生じ ても見直しを掛けて調整し、2年目以降に落ちついてくればいいと考えました。」
2000年に竣工した市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワーと隣接する古い校舎を合わせて2005 年にESCO事業を実施したのを手始めに、次いで多摩キャンパス、そして新一口坂校舎とESCO事業 による運用展開は法政のスタイルとして着実に確立しつつあります。
「建物の改修には当初からESCO事業により環境に配慮した最新の技術を採用することを
考えていましたので、省エネのための施策立案やデータの作成には
ジョンソンコントロールズさんの協力が必要でした。」
施設部長 上遠野 秀夫氏、施設部施設課主任 立石 誠氏

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