Oh!久しぶりの本社!私実は、学生時代ここを初めて訪問したときに「なんて素敵なオフィスなの!」って感銘を受けたんです。ジョンソンコントロールズに入社したいって思った理由の一つでもあるんですよ。う~ん、感慨深いデス。
へぇ、そうだったのかい!? それは初耳だな。それにしても、本社施設はいつ見ても広いね。僕は改修工事が終わってから本社を訪れるのは初めてなんだ。だからジェニファー、今日は君が施設を案内してくれるかい?
Of course♪ まず斉藤さんもご存じの通り、ジョンソンコントロールズ本社は2010年に建築物の環境性能評価「LEED」で最高評価のプラチナ認証を取得。プラチナ認定を受けた建築物では、最大規模の複合施設なんですよね。
そうそう。当社の技術を結集してこそ実現できた大規模改修プロジェクトだったよね。当時まだ改修中の本社を訪れた時、高度な技術やシステムを見てびっくりしたのを覚えてるよ。僕はそうだな…自然景観の修復や不透水性シートを使った水管理がすごくいいと思ったね。ほら、あそこの芝生キレイだよなぁ。オフィスに自然があって、そこに野生動物たちが集まるっていうのは何とも粋じゃないか。働く人たちの癒しにもなるし、環境にも優しい。
That‘s right!環境に優しいといえば、敷地内にあるソーラーアレイや太陽電池の役割も大きいですよね。コーポレート北棟では、ロール状の薄膜太陽電池が屋上のほぼ全体に敷き詰められているし、パワーソリューションズ棟でも太陽熱から毎日3千ガロンもの温水を作ってる。晴れた日は太陽熱熱温水器と太陽電池で、ビル1棟分もの電力が得られるんですって!
地上だけじゃないぞ。地下では、太陽電池の直下に敷設された「地中熱ヒートポンプシステム」が稼働しているしね。地上と地下の両方を使って、少ない占有面積で大容量のエネルギーを生み出す。これがポイントさ。
そういえば…改修によって敷地面積が広くなったのに、運用コストは抑えてるって話を聞きましたけど…。太陽の光を電力として使うこと以外にも自然エネルギーを活用した省エネ施策があるんですかね?
例えば空調に関して言うと、ここでは循環水路と272の井戸に水を通して温度調節を行えるように設計されているんだよ。自然の力が生み出す冷水と温水を、冷暖房に使うことで省エネが実現できるっていうわけだ。そのおかげで、敷地面積が増えたけど運用コストは抑えられているんだよ。
Great!それは素晴らしいデス♪ あと、さっき広報の方に話を聞いたんですけど、従業員は個人用の空調コントローラがあるそうですよ。そのコントローラを使って、自分がいる場所の空調を調整できるようになっているんですって。一人ひとりが空調を直接コントロールできるなんてびっくりデス。数人ならまだしも、この施設内には800人近い人達がいるっていうのに…すごい!
快適で安全、そして持続可能な環境がこの場所には揃っているんだね。環境配慮の基準「LEED」の最高ランクであるプラチナ認証がその証さ。さぁジェニファー、もたもたしてたら敷地内を周り終わるまでに日が暮れちゃうよ。急げ急げ~!
13万平米以上もの広い敷地にはたくさんの植物が。CO2削減に有効な自然エネルギーを生み出している。
敷地内のソーラーアレイは250kWの出力で稼働中。屋上のフィルム型太陽電池からも135kWの電力を提供している。
「METASYS®」のシステムによって床下冷暖房から照明、セキュリティまであらゆる制御で施設の高い運用効率を実現。
米国出身。ジョンソンコントロールズに入社して間もない若手社員。技術営業を担当しながら、日々仕事を勉強中!趣味は旅行。
ジョンソンコントロールズのエネルギーエキスパート。45歳、ジェニファーの上司。趣味は切手収集と省エネ。