Q ライフサイクルコストって何?
Oh Hi アキラ★近くのショッピングモールへ行きましたヨ!でも、いざ駐車場から出ようとしたときにリフトが動かなくって。車がしばらく出せなくて大混乱、私も後の用事があったので困ってしまいマシタ。
ボクもお客さんのところに行くときは設備のメンテナンスの大切さをお伝えするように心がけています。
大切な心がけだね。イニシャルコストやメンテナンスコストへの投資が、結局お客様のライフサイクルコストの削減にも繋がるからね。
Oh,Hiサイトーさん★
「ライフサイクルコスト」という言葉、この仕事を始めてからよく使うようになりマシタ。建設当初にかかる建設費や設備投資が「イニシャルコスト」、光熱費やメンテナンス、更に災害・老朽化などによる大規模な修繕、解体、廃棄処分作業を指すスクラップ、それにリフォームをあわせた建物の運用にかかる費用のことを「ランニングコスト」と言います。この2つを併せたコスト、つまり「建物を購入する段階から廃棄に至るまでのトータルでかかるコスト」のことを「ライフサイクルコスト(Life Cycle Cost: LCC)」って言うんですよネ。
うん、当社がメンテナンスサービスを重要視しているのも、機器設置後の予防保全をしっかり行って急な故障による大きな影響を防いだうえで、万一の故障の際も事後保全でしっかりと修理をすることが、その建物のライフサイクルコスト削減に繋がると考えているからだよ。
ほっほっほ。建築の時にかかるイニシャルコストは氷山の一角にすぎず、むしろかさむのはその後のランニングコスト。建物は50年ほど使うのに対し、設備の耐用年数は短いことを覚えておかなきゃならん。メンテナンスは欠かせないんじゃ。
なるほど、それに設備の性能はどんどん進化。保守性はもちろん、省エネ性を考慮した新しい設備への投資は、ランニングコストの削減、そしてライフサイクルコストの削減につながりますネ。
そうだね、建築時のイニシャルコストを抑えるだけでは本当のコスト削減とは言わない。建物の基本性能を慎重に検討して、ある程度イニシャルコストに投資をしたほうが、その後のランニングコスト削減につながるケースも多いからね。それに、ビルテクノロジーを駆使した効率的な建物の運用は省エネにつながり、投資の最大限効果的な回収を可能にしてくれるよ。
なるほど、早速お客さんに修繕時には省エネ性や機能のアップグレードを考慮することがライフサイクルコストの削減につながり、結果的にコスト削減につながることをお話ししてきます!
バックナンバーはこちら