冷却塔は冷凍機など、水冷機器には欠かせない存在です。また空調以外にも、実験装置や冷蔵庫などさまざまな用途やシーンでも使用されてます。「冷却塔の能力=熱源機器の能力」と言っても過言ではない重要な設備であり、適切な整備がされていないと熱源全体の効率を落としてしまうことになり兼ねません。冷却塔の性能を維持することが、熱源全体の効率を向上させる事につながります。
駆動部のベアリングを交換し、その他の消耗部品を交換します。通常、当社が実施する冷却塔の整備には以下の作業が含まれます。
ベアリング(モーター・減速機)交換
プーリー交換
Vベルト交換
ルーバー交換など
※上記内容は一般的なケースであり、冷却塔の種類や状態によって変わります。
既に部品供給が終了している場合や、部品交換では対応できない状況の場合は冷却塔本体を更新します。
冷房負荷の下がる中間期等では、冷却水ポンプの変流量制御を行うことにより省エネ化を図ることができます。冷却水ポンプに対するインバータの導入は冷温水などの循環ポンプとは違った知識が必要となりますが、インバータ制御に欠かせない計測・制御の技術を持っている当社では、インバータの調整、インバータの持つ各種情報のビル管理システムへの取り込みまで、トータルでの提案が可能です。
冷却水ポンプと同様に、冷却塔ファンのインバータ導入も提案しています。特に湿球温度の低い中間期での省エネ効果が期待できます。また、インバータ駆動のファンは起動時のベルト滑り音を大幅に低減するため、住宅街や騒音規制のある地域では省エネ以外の導入メリットもあります。
従来の開放系冷却水の水処理は、タイマーで一定量を注入する方式や補給水の量に応じて薬品を注入するシステムが一般的でしたが、当社の提案する3D TRASAR®システムでは、冷却水の薬品濃度を一定に維持する事ができます。導入することにより、過剰な薬品注入を抑制しながら補給水量も削減するなど総合的なサポートが可能となります。また、冷却水の腐食度や微生物量の測定、冷却水の規模や重要度に合わせた提案も行っています。